革靴をお手入れする時、クリームを塗りすぎた場合、どのような対処法を取ると良いのでしょうか。そのまま放置すると、革素材を痛める可能性があります。
今回は、革靴のクリームを塗りすぎた場合の対処法についてご紹介します。
革靴にクリームを塗りすぎる理由
革靴にクリームを塗りすぎる理由とは、具体的に、どのようなものが挙げられるのでしょうか。以下、2つのポイントについてご紹介します。
適量がわからない
革靴のクリームは厳密に塗る量が決められていないので、場合によっては多く取りすぎることがあります。もったいないからと出した分だけ使うと、結果的に塗りすぎの原因となります。
革靴にクリームを塗る時は少しずつを意識してください。
時間に余裕がない
革靴をお手入れする上で時間に余裕がない時も、焦りからクリームを塗りすぎる場合があります。全体に伸ばさず、一部分がダマになりやすいです。
例えば、仕事に行く前の朝などにお手入れを行ってはいませんか?
休日など、まとまった時間が取れる時に革靴のメンテナンスを行うのがおすすめです。
革靴にクリームを塗りすぎた場合どうなる?
そもそも、革靴にクリームを塗りすぎた場合、具体的にどのような状態になるのでしょうか。以下、2つのポイントについてご紹介します。
油っぽくなる
革靴にクリームを塗りすぎると全体的に油っぽくなります。余分なクリームが付着している状態となるので、どうしてもテカリが気になります。
場合によっては、少し歩いただけで砂がついたり、クリームが服に移ったりすることがあるでしょう。
色が濃くなる
革靴にクリームを塗りすぎると色が濃く見える場合があります。一部分にクリームが偏っていると、まだらに見えます。
革靴にクリームを塗りすぎた場合の対処法
続いて、革靴にクリームを塗りすぎた場合の対処法について順番にご説明します。
拭き取る
革靴にクリームを塗りすぎた場合、柔らかい布を使って、余りの部分を優しく拭き取るようにしてください。そのままにしておくと、ゴミが付着しやすくなります。
力を入れると必要以上の量が取れるので注意してください。
馴染ませる
革靴にクリームを塗りすぎた場合、全体的に馴染ませるのも対処法の一つです。靴用のブラシを使うとバランスよく浸透させられます。
凹凸のある部分はクリームが余分に付着しやすいです。全体にクリームを広げると塗りすぎた印象を緩和させられます。
乾燥させる
革靴にクリームを塗りすぎた場合、乾燥させる方法もあります。湿気が蒸発すると、油っぽい印象が気にならなくなる場合があります。
また、直射日光が当たる場所での乾燥は革素材を傷める原因になるのでNGです。日陰に置くようにしてください。
革靴にクリームを塗りすぎた時に放置するとどうなる?
革靴にクリームを塗りすぎた場合、そのまま放置する方もいます。しかし、おすすめできない方法です。
以下、押さえておきたい2つのポイントについてご紹介します。
通気が悪くなる
革靴にクリームを塗りすぎると、通気が悪くなります。デリケートな素材で湿気を逃せなくなると、嫌な匂いがする場合もあります。
革素材を傷める
革靴にクリームを塗りすぎると、革素材を傷める場合があります。繊維を弱めて、良いコンディションを保てなくなります。
形状が変わる場合もあるので注意が必要です。
革靴のおすすめのお手入れ方法
最後に、革靴のおすすめのお手入れ方法についてご紹介します。革靴の寿命を延ばしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
定期的なメンテナンス
革靴は定期的なメンテナンスすると寿命を延ばせます。
クリームを塗りすぎてしまうのは、たまにしかお手入れをしないからという場合があります。
革靴を履く上で汚れを拭き取り、必要に応じてブラッシングをしてください。目安は月に1回程度です。
なお、革靴を履く頻度が高い方は、1〜2週間に1回と見てください。
プロに頼む
革靴をお手入れする場合、靴専門のプロに頼む方法もおすすめです。経験豊富なプロにお願いすると、コンディションが良くなります。たとえカビが生えていても、状態によっては引き受けてくれます。
また、クリームを塗りすぎて形状が変わった革靴をお持ちの方にもおすすめです。早めに頼むほど、元通りに近い状態に仕上げてくれます。放置せずプロに見てもらいましょう。
まとめ
今回は、革靴のクリームを塗りすぎた場合の対処法についてご紹介しました。
余分なクリームは拭き取ったり、全体に馴染ませたりするのがおすすめです。そのまま放置すると革素材を痛めやすいので気をつけてください。
革靴を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが必要です。自分で行う以外にもプロに頼む方法もあります。
「Shpree」では、お客様一人ひとりの靴の状態を見た上で、環境に配慮した最高級靴クリームを使用してメンテナンスを行います。
これからも愛用したい革靴がある方は、お気軽にお問い合わせください。