これで完璧!革靴の内側に生えたカビの除去方法と予防法について


雨の日に革靴を使い、帰宅後何もケアせずに靴箱に入れてしまうと、次に履こうとしたら、カビが生えていたという経験をした人は多いのではないでしょうか?

特に内側にカビが生えた革靴は、絶対に履きたくないですよね…

そこで今回は、革靴の内側に生えたカビの除去方法から、カビを二度と生やさない予防法について解説します。

革靴の内側に生えたカビを除去する方法について

革靴の内側に生えたカビを除去する方法について

革靴の内側に生えたカビを除去するための道具や注意点、手順について解説します。

準備する道具について

綺麗にカビを除去するためには、最低でも以下の道具を揃えて作業しましょう。

  • 革製品用のカビ取りスプレー
  • 捨てても良い乾いた布
  • 馬毛ブラシ
  • マスク
  • ゴム手袋

注意事項について

カビという「菌」を除去する訳ですので、以下の点に注意して作業を行ないましょう!!

  • 湿気が少ない、天気の良い日に作業しましょう
  • 換気に注意して、マスクや手袋、防護用のメガネを付けましょう
  • 使用する薬剤(アルコール)が付着しないよう服装や周囲に注意しましょう

特にカビの胞子を吸い込んだり、手が荒れるのを防ぐために、マスクとゴム手袋を必ず装着してから作業しましょう。

革靴のカビを除去する手順について

以下の手順でカビを丁寧に除去しましょう。

Step① 馬毛ブラシで大まかなカビを取り除く

ベランダや庭など換気が良い屋外でブラッシングして、大まかなカビを取り除きます。

Step② 布にカビ取りスプレーを吹きかけて拭く

布にカビ取りスプレーを吹きかけます。

その布で革靴の内側を丁寧に拭いて、カビを取り除きます。

Step③ 内側にもカビ取りスプレーをかける

再発防止のため革靴の内側にもカビ取りスプレーを吹きかけます。

Step④ 乾燥させる

風通しの良い場所に置いて、2日~1週間くらい陰干しして乾かします。

革靴にカビを生やさない予防法について

革靴にカビを生やさない予防法について

これまでは、生えてしまったカビの除去方法について解説してきましたが、これからは革靴にカビを生やさせない予防法について説明します。

カビは、「酸素」「温度」「湿度」「栄養」の4つの条件が重なった時に発生します。

前の二つは、コントロールが難しいですが、後の二つはコントロール可能ですので、発生のメカニズムを理解して、カビが生えるのを防ぎましょう。

使用後は汚れを落とす

革靴を履いたあとは、馬毛ブラシなどでブラッシングして、カビの「栄養」となるチリやホコリなどの汚れを蓄積させないようにしましょう。

靴のフチや細部などチリやホコリが溜まりやすい部分は、特に念入りに行ないましょう。

同じ革靴を続けて使用しない

革靴の中は、1日中履いているとコップ一杯分の汗=水分が発生すると言われています。

従って、毎日同じ靴を履いていると、靴の中は大量の水分が蓄積することになり、カビが生えやすい環境になってしまいます。

そのため、1日、革靴を履いたら1日は風通しの良いところで乾かして、水分を取り除きましょう。

お持ちであれば、木製のシューツリーを入れて型を整えると共に、余分な湿気や臭いをとってくれます。

木製のシューツリーが無い場合は、新聞紙をまるめて詰めておくだけでも、湿気を取る事が出来ます。

靴箱の内部環境にも注意する

革靴そのものだけではなく、その革靴を保管する靴箱の内部環境にも注意が必要です。

換気する

梅雨の時期や雨の時など、靴箱の中も湿気でジメジメしてしまいます。

湿気で充満した靴箱の中に汚れた革靴を置けば、カビが生えてしまうのは当然です。

そのため、靴箱は一日に10分は扉を開けて換気しましょう。

除湿する

靴箱は、扉を閉めているため内部は湿気がこもりやすい作りになっています。

そのため、内部に水分を持ち込めば内部は湿気が逃げない状況にあります。

カビは、湿度の高い場所で発生します。カビの発生を防ぐためには、除湿は必須です。

靴箱の中を除湿するためには、除湿剤を入れることがベターです。

また、革靴自体を除湿したいなら、靴の中に入れるタイプの除湿剤を使用することをお勧めします。

靴を置くところにも、すのこやカビ防止シートなどを敷くことで靴箱全体の除湿を行ないましょう。

詰め込み過ぎない

ちょっと違う観点ですが、靴箱の中に靴を詰め込み過ぎないようにしましょう。

家族で使用する靴には、様々な種類の靴があります。

特に靴箱のキャパシティーギリギリに詰め込んだ場合、空気の循環が悪くなります。

靴箱の換気を定期的に行なっても、靴箱の内部が隙間のない状態では、空気の流れができず、靴箱全体が湿った状態に陥ってしまいます。

そのような最悪の状態にしないためにも、靴と靴の間に適度な隙間を設けた収納場所を作るなど、靴箱の中に余裕をもたせるようにしましょう。

靴箱に入れる靴の数を考慮して、靴箱全体を最適な靴の数にキープして、快適な靴箱の状態を維持しましょう。

まとめ

まとめ

今回は、革靴の内側に生えたカビの除去方法と予防法について紹介しました。

1日履いた革靴には、靴には泥やホコリが付着していますし、汗が染み込んでいますので、その日のうちにシッカリケアしてあげないと、あっという間にカビが生えてしまいます。

愛着が出てきたお気に入りの革靴にカビが生えたことが原因で捨ててしまっては残念です。

カビの除去方法と予防法をマスターして、日頃のお手入れに役立てていただき、革靴を長く愛用してください。

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