山陰中央新報さんに掲載いただきました


預かり修理  需要 “発クツ”
倉吉市で半世紀以上続く老舗靴屋の3代目が、全国から靴を預かり、保管、修理するベンチャー企業を立ち上げ、ファンを増やしている。「玄関にあふれた靴をどうにかしたい」「大切な靴をカビや劣化から守りたい」という都市部を中心としたニーズを捉え、土地代が安い地方の利を活かし工房兼倉庫を整備。インターネットで手軽に受け付け、保管状況の確認ができるのも人気だ。職人技とITの融合で、新たな市場を切り開いた。

2019-1-6_news

ネットで受注全国1000足以上
同市内で1954年創業の靴屋を継ぐため、岸田将志さん(33)は2009年に東京からUターン。人口減少などにより市場縮小が続く地方で商売の行き先を照らしたきっかけは在京時の知人の言葉だった。「都会のマンションの収納では靴がたくさん入らない。田舎なら、土地が多くあるのでは」調べたところ、既に衣服と合わせて靴を保管するサービスはあったが、靴に特化し、さらに修理まで手掛ける企業は見当たらず、新規性があると判断。15年10月に新会社「Shpree」(倉吉市清谷町2丁目)を設立し、市内2ヶ所に工房兼倉庫を設け、自身を含め3人の職人で開業した。
インターネットで受け付け、届いた靴は湿度、温度調整が行き届いた保管庫で管理。利用者は、専用サイトで預けた靴の状況を確認できる。使う時期になれば取り出せばいい。
冬だけ使うブーツ、結婚式用のパンプス、登山靴、下の子どもが成長するまで保管しておきたい子ども用シューズ…。事業は「手のひらに靴箱を」をコンセプトに、スマートフォンで靴が管理できるサービスとして本格化させ、17年11月からの1年間で都市部を中心に1千足以上の注文を受けた。
中には、妊娠したため履けなくなったというパンプスなど約200足を頼まれる「大口」の依頼、工房に職人を訪ねてくる顧客もある。
祖父母たちが地域の顔なじみの靴を修理し感謝される姿を見て育った。「職人技の継承や事業の継続など、様々な効果があるが、困っていた利用者に喜んでもらえるのが何よりうれしい」と笑顔。業容を拡大し、工房見学の受け入れなどを始め、一帯を「靴職人に会える街」に育てる夢を膨らませている


★靴のご修理・クリーニング・保管はシュプリまで★
かかとやつま先のご修理やスエードやブーツなどのお手入れも行います。
【SHPREE本店(工房併設)】
TEL:0858-27-0390
営業時間:10:00~19:00
定休日:日,月

☆本店では、靴クリームやブラシの販売から
職人が直接、靴磨きの方法までお伝え致します。
【SHPREEパープル店】
TEL:0858-26-5343
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休(年3回)

☆本店がお休みでも、ご安心ください。
コマツ・パープル店でも、承ることができます。

シュプリで大切な1足と素敵な時間を。

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